北インド古典音楽Live
北インド古典音楽のライブに行きました。鶴岡で、車で5分で、上質な日本最高レベルの北インド古典音楽の演奏が聴けるなんて。嬉しくて幸せで最高の夜でした。
インド古典音楽はヨーガと同じくヴェーダに由来します。ですので、方法は違えど目指すところは一緒。
美しいラーガ〔旋律〕をターラ〔拍子〕にのせて。その繊細な音の響きの振動は、この世の森羅万象を操ることさえできると言われ、雨のラーガを奏でれば雨が降り、鹿を呼ぶラーガを奏でれば鹿が現れると。
音楽を神に捧げ、神と一体となる。
それはそれは美しい音楽です。
インド古典音楽の神様的な存在の演奏家を師に持つタブラー奏者のユザーンとサントゥール奏者の新井孝弘さん。お二人の力強くも繊細でクリアな響きは神様からのギフトを与えてくださりました。幸福感に満たされています。
キャバティ!!キャバテーィ!!
〔ブラボー!的な意味〕
〔インド古典音楽は一定の拍子が繰り返されながら、1に戻ったところで2人の掛け合いがピタっと揃うサムという場面があります。超絶技巧からのサムは興奮からのホッとした感じで気持ち良い!アラープ〔最初のソロの部分〕美しい旋律が奏でられた時やサムが決まった時に「いいね!」って感じで「キャバティ!」と演奏者を讃えます。〕
お客さんは満員で、こんなにたくさんインド古典音楽に興味がある人がいることを知れたのも嬉しい。
我が家の物置的な部屋に眠るタブラーを1歳になる息子が見つけパンパン叩いた。ならばと何年かぶりにタブラーをリビングに運び一緒に叩いた。インド音楽が懐かしくなり、聴きたいと思った。情報を遮断してしまう生活の中で、自らライブ情報をググる。そしたら見つけた。数週間後にご近所に!ユザーンが!新井さんが!その夜はなかなか眠れませんでした。
息子がライブあるよ!ユザーン来るよ!と教えてくれたようでした。そんな息子くんは、一曲目のアラープが終わり、10拍子のリズムに揺られ、すやすやライブ終了まで眠ってました。
色々なタイミングとラッキーが重なって演奏が聴けました。この満タンになって溢れてる幸せのエネルギーをムダ遣いしないように、私も人の役に立てるように。まんず、興奮を鎮めて冷静にならねばです。
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