人生の秘訣
『古ウパニシャッド聖典』
シュヴェタシュヴァタラ・ウパニシャッドより
第二章8節
「身体の三部位(胸と首と頭)をまっすぐにさせて胴体を直立に保ち、色々な(眼や耳などの)感覚器官と心とを心臓内に収めて、賢い人間は大いなる神様を船 のようにして恐怖の原因たる(人生の)激流のすべてを渡らねばならない」 (シュヴェタシュヴァタラ・ウパニシャッド第2章8節)
「背筋を伸ばして感覚器官と自分の意識を心の内側に向けて働かせること」
つまり、
深い 自己分析をしたり、お祈りをしたりするということ
そうした人たちは「大いなる神様を船にして人生の激流を渡る」
どんな困難も上手く乗り越える
インドを旅すると瞑想や祈りの力は本当に力強いと感じます。どうしてそこまで神を思い続けることができるのだろう、どこからそのエネルギーが湧いてくるのだろうと不思議なくらいです。
カルカッタのマザーテレサの家でボランティアをさせていただいた時、マザーがどれ程の困難に合っても信念を貫き通し、貧しい人、弱い立場の人の味方となって愛を与え続けていたか語り継がれていましたし、教会や施設の中でマザーの想いを感じることが出来ました。神の道具となって、貧しい人々の中の神に触れる。
アムリタプリにある、抱きしめる聖者と呼ばれているアンマ(アムリターナンダマーイ)のアシュラムでは、午前中の奉仕の時間以外のほとんどが祈りと瞑想に当てられていました。世界中の人を癒すアンマのパワーの源もここにありました。
神様に思いを向け続けていられる人たちは、内から溢れる突き動かされるようなエネルギーによって強い生き方ができるようです。
慧心先生も正にこのようなお人です。
「静かに祈り、自分の考えを深められる賢い人間は、大いなる神様を船のようにして恐怖の原因たる(人生の)激流のすべてを渡れる」
意識を心の内側に向けて働かせること
深い 自己分析
祈り
そうした人たちは
どんな困難も上手く乗り越える
これ がインド古代の奥義書に書かれてある人生の秘訣です。
つづく…
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