ヨーガとは?私は○○
ヨーガとは、何でしょう?
ヨーガを実践する
全てのヨギー、ヨギーニの愛読書
パタンジャリ大師 編纂
「ヨーガ・スートラ」
には次のように書かれています。
ヨーガシ チッタ ブリッティ ニローダハ
「ヨーガとは心素の働きを止滅することである」
(ヨーガ・スートラ第一章第2節)
チッタ=心素
心素は、心理器官のひとつ
記憶を司る心の臓器
要するに意識作用
つまり、
ヨーガ=意識作用を止める
この意識作用とは
「私は○○である。」
ということ
エゴ
自我意識
我執
我欲
とか…
サンスクリット語では
アハンカーラ
〈私が行為する。
これは私のものだ。
これが私だ。〉
と
例えば、
「○○大学を卒業した人間である」「○○会社の社長である」
とか。
社会や人間関係の中で、他と比較し、
自分をこうなんだと規定する思いです。
ヨーガを行じるために必要なことは
他と比較し対立する感情を克服すること
比べること
ジャッジすること
を止める
まずは、比べている、ジャッジしている自分に気づく
身体が固いから
…私は恥ずかしい
こんなポーズもできるから
…私はすごいでしょ
キツいしんどい
…みんなと同じにできなきゃ私はダメだ
とか
ヨーガアーサナクラスの中でも周りと比べてしまい、その中で揺れ動く様々な自分の感情に気づくことも
自分は○○ではない
心は移りゆくもの
実態がない
便利な道具にすぎない
肉体も変化していくもの
永遠ではない
魂の乗り物
本当の私はこの肉体でも心でもない
心が止まった時に残るもの
それが真我アートマン
アートマン=ブラフマン
小さな自己を生きるのではなく
大きな生命の一部として生きる
その手法がヨーガ
対立する感情を克服するためには、
ヨーガ・スートラ第1章第12節
「心素の働きの止滅は、勤修と離欲によって成し遂げられる」
(アブフヤーサ ヴァイラーギヤーブフーヤン タン ニローダハ)
アヴィヤーサとヴァイラーギャ
勤修と離欲
繰り返し、繰り返しあきらめることなく、自分を無くして行くように努力すること
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